投資周りの知識が弱いので、改めて整理をしておく。
基本的な流れ
基本的な流れ
- 投資案件を探す
- 評価する
- 見るべき指標は何か
- 指標がどうなっていれば良いのか
- 投資する
- 投資の形
- それぞれのプロコン
- 回収する
- 回収の形
- それぞれのプロコン
まずは評価するところから、
見るべき指標は主に下記
- PER
- PER(株価収益率)=株価 / 1株あたりの利益(EPSのこと 純利益÷株式総数)
- 投資した資金を回収するまでの期間。低いほど良く、一般的には20倍以下が割安
- PBR
- 株価純資産倍率(PBR)=株価/1株あたり純資産
- 会社の割安度を資産面(株主資本)から判断するための指標。1を下回ると割安。バフェットは割安株を好んで買っている
- PCFR
- PCFR(株価キャッシュフロー倍率)=株価/1株あたりキャッシュフロー
1株あたりキャッシュフロー=(純利益+減価償却費)/株式総数 - ROE
- ROE(株主資本利益率)=当期純利益/株主資本(自己資本)×100
- 目安は15%前後で、高いほど良い
- EV/EBITDAマルチプル
- EV=株式時価総額+有利子負債-現預金 (企業の市場価値)
EVITDA=営業利益+減価償却費 (事業で得たキャッシュフローに近い)
EV/EVITDA倍率=EV(企業の市場価値)/EVITDA(キャッシュフロー) - 市場平均は7-8倍程度
- EBITDAは、税引き前利益に支払い利息及び有形・無形固定資産の減価償却費を加算したもの
- (特に複数国に跨って)複数の事業の収益性を比較する際には、これらによる影響を取り除いた指標であるEBITDAを用いるのが有益
各指標の比較は以下の通り
尺度 | 分子 | 分母 | 特徴 |
EV/ EBITDA倍率 | 企業 価値 | 税引き金利償却前利益 (営業活動における収益力) | 会計基準の影響受けにくい |
EV/ EBIT倍率 | 企業 価値 | 営業利益 (営業活動における収益力) | 償却費の会計基準の影響受けやすい |
PER | 株主 価値 | 純利益 (株主に帰属する利益) | 会計基準や一時的な損益の影響を受けやすい |
PBR | 株主 価値 | 純資産簿価 (株主に帰属する解散価値) | 含み益や営業権(のれん)の影響を把握しにくい |
PCFR | 株主 価値 | 税引後キャッシュフロー (営業活動における収益力) | 税制の影響を受けやすい |
例えば、ある会社X社の価値を算定するとします。X社の類似の事業会社と思われるA~Dの4社を比較対象企業としてピックアップしました。
<X社>
EBITDA:23億円 EBIT:19億円 純利益:11億円
ネット有利子負債:10億円
尺度 | A社 | B社 | C社 | D社 |
EV/ EBITDA倍率 | 6.6 | 7.1 | 11.4 | 5.9 |
EV/ EBIT倍率 | 9.8 | 10..4 | 14.4 | 8.8 |
PER | 18.0 | 16.4 | 20.4 | 17.5 |
<X社>
EBITDA:23億円 EBIT:19億円 純利益:11億円
ネット有利子負債:10億円
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